fundamental policy令和5年度 北海道陸上競技協会運営の基本方針

一般財団法人北海道陸上競技協会
会長 丸  昇

令和5年5月27日の本年度北海道陸上競技協会評議員会において会長が再選され、新事務局・執行部体制が選任されましたので、挨拶とともに運営の基本方針を述べます。

省みて令和3年11月、諸般の事情により時期が遅れましたが、新会長、専務理事等事務局・執行部が選任されました。長引くコロナ禍によって主催・主管事業の停滞や規模縮小が余儀なくされるなど、厳しい状況の中で約1年半、地方支部陸協との連携・協力のもと道陸協運営に務めてきました。特に、事業収入の大幅な減少の中、管理費全般の増大、加えて36年ぶりの本道開催となる北海道インターハイに向けた支援関連経費の支出などにより、道陸協財政は大変厳しい状況となっております。

しかし、これらの要因は経常的、慢性的なものではなく、ここ数年来特有の諸条件によるものであり、今後、収入の確保や支出の抑制など、財務執行上の諸課題の改善に全力を挙げることによって財政の健全化が可能な見通しにあると考えております。

道陸協は、本道陸上競技水準の向上及びトップアスリートの育成・強化はもとより、幼児から高齢者までの全世代を対象とした陸上競技の普及・振興を通して道民の健康・体力の保持増進に貢献することを最大の目的としております。

今後とも全ての愛好者・関係者に広く愛され、理解と信頼の得られる組織運営・業務推進に全力を傾注することが何より大切であります。

このような考え方を踏まえ、新年度以降、次の基本方針のもと新たな決意と希望をもって道陸協運営に邁進してまいります。

1 北海道インターハイの成功に向けた取組に全力を挙げる

  • インターハイ特別委員会を中心とした関連業務の的確な推進
  • インターハイの大会・競技運営を通した道陸協の組織的機能の向上

2 道陸協の財政改善・健全化に向けた諸方策を着実に推進する

  • 財務運営の改善を図る効率的・効果的な方策の迅速かつ着実な実践
  • 地方支部陸協との連携・協力を密にした主催事業予算等の適切な執行

3 全世代を対象とした効果的な普及・振興、支援方策の充実を図る

  • ジュニアから高校生・一般・高齢者までの一貫した育成・強化の工夫
  • 部活動を取り巻く環境の変化を踏まえ中長期的な見通しに立った計画案策定

4 事務・事業の適正な推進に関する不断の努力を継続する

  • 道陸協はじめ地方支部陸協における組織管理体制の一層の充実・強化
  • 事務・事業の評価・反省の客観性・公明性を高める監査業務の改善・充実

5 関係機関・団体との一層緊密な連携・協力を図る

  • 日本陸連及び北海道・東北ブロック等の関連情報の的確な把握と周知
  • 道(道教委)、札幌市、道スポーツ協会等との適切な連携・協力

今後とも、11地方支部陸協をはじめ関係機関・団体の厚い支援のもと、道陸協運営の充実・向上に全力で努めてまいります。関係各位のご理解とご協力をお願い申し上げます。

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