一般財団法人北海道陸上競技協会
会長 丸 昇
この度北海道陸上競技協会会長を仰せつかることになりました丸昇と申します。
先般、例年より約半年弱遅れて開催されました定時評議員会における役員改選にて八田前会長から引継ぎ、この度就任いたしました。
昨シーズン来続くコロナ禍の脅威の最中にあることに加え、一地方支部陸協における会計処理問題が発覚し、道陸協全体の問題に発展したことが大きく影響し、新年度役員改選 及び事業年度の正式なスタートが大幅に遅れ、陸上競技関係者をはじめ多くの道民の皆様に多大なご心配、ご迷惑をお掛けしたことに、先ずもって深くお詫びを申し上げます。
今後は、何より慎重かつ適正な会務の推進に力を注ぎ、公明・正大で透明性のある組織運営を第一としてまいります。当協会のこれまでのあり方に惰性や慣れなどによる悪弊の生じる面があったとすれば、その迅速・丁寧な払拭に努め、何より統括競技団体としての信頼回復に努力してまいる所存であります。
本道陸上競技界は、特に若年層を中心に全国に決して引けをとらない高いレベルにあると自負するところであり、先達の築いた歴史と伝統を礎に11支部陸協と事務局が一丸となって、これまで以上に陸上競技の普及・振興はもとより、選手、陸上競技愛好者第一の協会運営を目指し、役員個々が適切な職務の遂行に全力を尽くしてまいります。
幸い、道陸協には人格・識見・力量の確かな評議員、理事の皆様はもとより、事務局に携わる意欲的で有能なスタッフに恵まれており、「チーム道陸協」をモットーに着実に前進できるよう、札幌陸上競技協会はじめ道内各支部陸協との力強い連携・協力をもとに組織の強化、充実・活性化が図られるものと念願しているところであります。
道陸協が真摯に努力する新たな活動の姿を情報発信し、関係者、道民の皆様に実感していただけるよう日々精進することが何より大切であり、魅力ある陸上界にしていくべく、その努力を惜しまないことを強く念じているところであり、関係者のご理解とご協力を心からお願い申し上げます。
以上、就任に当たり所信の一端を述べさせていただきましたが、組織運営の方針や課題・問題解決の具体的方策につきましては、別途示めさせていただきます。
1 道民及び関係者の信頼と負託に応える組織運営
不断の評価・反省に基づき、常に道民、協会員の期待 に応え、陸上競技の普及・振興、とりわけ国内外で活躍する選手の育成強化と愛好者を支援する環境の充実のため、本道スポーツ界を代表するに相応しい明朗・闊達な組織運営を目指します。
2 北国北海道の特性を活かした競技力・競技水準の向上
これまでの歴史と伝統、先達の苦労・努力の成果に学びながら、本道の有する広大な圏域かつ厳しい自然環境の特性を活かし、新たな陸上競技環境の開発・工夫と整備・充実の進展を目指します。
3 夢と希望にあふれる本道陸上競技の推進ビジョンの展望
少子高齢社会に対応し、次世代の社会環境を展望した継続可能な陸上競技の普及・振興方策の確立を図り、2023年開催の北海道インターハイをはじめ、未来の時代を開く諸施策、事業の着実な展開を目指します。
4 組織の内・外に開かれた組織運営の改善充実の促進
道民や会員の信頼と負託に応えることを第一に、組織運営に関する弛まぬ評価・反省のもと柔軟かつ機動的な業務の改善・充実に努め、課題や問題の積極的な発見、把握、共有と迅速、的確な解決を目指します。